2012年9月25日火曜日

9月22日大勢の方々が来てくれました。

この日、遠くは広島・長野・山梨・関東から総勢74名もの力強い支援の方々が唐桑創生村に来てくれました。
当日の作業は牡蠣・帆立・ほやの養殖の基礎作業です。
唐桑に来るのが2度目・3度目の方もいましたが今回は漁業支援が目的です。
みなさんしずかに(黙って静かにという意味ではなくゆっくりという意味)やりましょうと言っても
どんどん作業をこなします。 後半は材料がなくなってしまうほどです。
壊滅した状況から立ち上がって元気に創生する姿を見てもらい、我々のいろいろな話しを聞いて
もらいまた多くの声もかけていただきました。
これら全てが我々の勇気となり、おおいな励みとなりました。
遠くの地でも思いは通じます。これからもその思いに応えるよう歩んで行きます。

漁師のお母さんに帆立の耳吊り用ピン挿しを教えてもらう。

牡蠣の種を採るための帆立貝の原盤つくり。
                貝に穴をあけて針金で束を作ります。

                           

                      
                ホヤの種を採るための罠です。塩ビパイプに
                
                麻縄を巻きつけます。これがなかなか難しい!

大鍋に牡蠣汁を一緒に作りました。一生懸命作業した
あとの食事が楽しみ!
 
70名以上の大食事会!壮観です。
牡蠣汁も大好評でおかわり殺到でした。
 
みなさん一人々々が思いを寄せ書きにして
いただきました。
 
大集合写真!!
 
 
 
 

2012年9月7日金曜日

いよいよ牡蠣の温騰処理開始!

牡蠣養殖のクライマックス!! 温騰処理が唐桑創生村で始まりました。
耳吊りされた牡蠣に幽霊ぼや、ムール貝、海草など牡蠣の生育をじゃまするものが多く取り付きます。
これは人の手で取ろうとするとたいへんな労力になります。 そこで温騰処理の出番です。
船に浴槽と燃料タンクを載せ船上で約70℃のお湯を継続的に沸かし、そこに耳吊りされた牡蠣を入れます。
約20秒間浴槽につけると牡蠣以外のじゃまものは死滅しますが牡蠣は死にません。
なんという生命力でしょう。
牡蠣は一週間程度陸にあげておいても生きているというほど栄養を自分の体内に蓄えています。
だからたいへん栄養価が高いと言われています。
温騰処理してから10日程度たつと牡蠣以外のものはきれいに剥がれています。
次回のブログではその様子をお見せします。
この処理をやるとじゃまものを取り除くだけではなく牡蠣が厚く育ち実入りも良くなるそうです。
温騰処理は過酷な作業です。朝出航すると夕方まで帰ってきません。温浴槽の燃料を絶やすことができないため処理中に戻れず連続作業になるためです。
タフな漁師も一日の作業が終わるとヘトヘトになります。
こんなたいへんな作業を見るとますます唐桑の牡蠣に愛着がわいてきます。

温浴槽を船に積み込みます。
 
耳吊りされた牡蠣にこんなにじゃまものがビッシリ!
 
クレーンで吊り上げます。
 
浴槽の上に吊り上げます。
 
いよいよ浴槽の中へ。
 
20~30秒漬けます。
 
 
 
 
 

9月1日体験日記

昨日から今朝までの悪天候がうそのようにカラっと晴天になりました。
夏の終わりを懐かしむように皮膚感覚としては今年一番の暑さに感じました。
参加者のみなさんも水分補給に気をつけながら、それでも楽しく作業体験されました。
海の見学では気仙沼湾にある大島がクッキリ見えて素晴らしい景観でした。
昼には漁師の心意気でシーズン終盤の活き帆立をむく体験を行いました。
みなさんご自分でむいた帆立をお刺身にしたり、バター焼きにして試食されました。

がんばろう!!東北
 
いざ出発!
 
うしろの大島がクッキリ!
 
いかだに牡蠣ロープを吊るします。
 
活き帆立のむき方体験!
 
種牡蠣を採取する帆立貝の原盤を束にします。
貝に穴を開けたり親子で楽しい作業でした。
 
子供たちは近くの海でやどかりや貝を採って
喜んで遊んでいました。全員けがや事故も
なく安全に終了しました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2012年9月6日木曜日

8月25日体験日記

この日は東京・関東方面から約30名が参加されました。
朝夕は涼しくなってきましたが日中は日差しがたいへん強いです。休憩や食事は海の見える屋外にシートで屋根をつくりみなさんに楽しんでいただきました。
昼には活き帆立のむき方の体験もしてもらいそれを試食しました。
みなさん初めての体験に歓声を上げていました。

いよいよ養殖漁場に出発です。
 
お母さんも見送りです。
 
牡蠣の種はさみ作業です。
 
種はさみ作業を終わり「ほっと」しました。
 
 
初めて養殖漁場を見て満足!
 
自分ではさんだ種を筏に吊るしました。
 
みんなそろってパチリ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

鹿の親子が創生村を訪れました。

初秋の昼下がり・・・日本鹿の親子(全部で7頭)が突然創生村の上の草むらに現れました。
群れのリーダーでしようか、雄鹿(たぶん)を先頭に移動して、なんと道路を渡って海岸へ
向かいました。
筏用コンクリートブロックの前を悠々と歩き、体験センター前の道路を通り歩き嵩上げしている
浜へ来ました。
仕事をしていた漁師も家の基礎を解体していた工事業者もしばし手を安め見入っていました。
人間が危害を加えないと思っているのか人間が近づいても逃げません。
藤浜でしばらく遊んだ後山へ帰って行きました。

草むらに現れる。
 
車を止めて道路を渡る。
 
岸壁のブロックの脇を歩く。
 
体験センター前の道路を歩く。
 
藤浜で遊ぶ。
 
浜からそろそろ帰ります。